お寺を題材にした舞台をする事になり、その取材をかねて実際にお寺で修行をしたいという事で、劇団「天然工房」は幾つかのお寺に連絡を取りました。
その中に、長野県小県郡丸子町に在る長昌寺という禅宗のお寺もありました。このお寺は、坐禅の修行を受け入れています。
縁があって、長昌寺で天然工房が修行したのですが、その時に田口住職の機転で、以前より定期的な坐禅の会に参加していた演劇好きの荒井(現、天然工房を呼ぶ会事務局長)と同劇団が出会いました。
そして、荒井など地元の数人が、実際に同劇団の演技を観に行き、上田に呼ぶ事を決意したのです。
荒井・田口を中心に吉田を会長に迎え「天然工房を呼ぶ会」という実行委員会が結成され、今年の2月には東京まで同劇団の公演を見に行くバスツアーを企画し、大成功を収めました。
どこで演劇をするのか、当会は同劇団を旧上田市立第一中学校の体育館に案内しました。
その時に隣接する音楽室から漂うパワーを感じた同劇団主宰の森角氏が、この音楽室で演劇をしたいということになりました。
(今回のイベントで使用する音楽室と体育館は、上田第一中学校が上田市国分に引っ越しをした時に残った建物ですから、一中が廃校になった訳でありません。)
そしてこの度、上田地域に縁のできた東京の小劇場劇団「天然工房」が、空き地となっている旧上田第一中学校の跡地に、演劇の素晴らしさを上田地域の皆さんに伝えるべく「一粒の演劇の種」を今まさに蒔こうとしています!
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