3 長〜い下積み時代!!
こんにちは〜 つかまきです。
今日も、ほたるとともにのんびりしたひとときを・・・
どうぞよろしくおねがいしま〜す(^^)
飛びながらぴかぴか光っている姿は よく知られているホタルですが、実は、見えないところで長〜く、厳しい下積み?とも言えそうな生活を送っているんです。
今日は、そんなおはなしです。
夏の蒸し暑い夜に、一匹のママホタルは、500コから1000コの卵を産みます。
1ミリにも満たない白くてちっちゃ〜い卵たちは、川岸の湿ったコケの中で肩を寄せ合って一ヶ月を過ごします。
乾燥、洪水、卵を食べるいきものたちから守られますよ〜にと祈りながらママホタルは卵を産んで亡くなります。
そんな心配なんのその、早く外に出たいぞおお〜とばかりに、ホタルの子たちは、卵の殻を破り、ジャ ̄ンプと水面に飛び込みます。
きゃ〜と川の流れに流されながらも、ゆるゆると川底に下りていきます。
いよいよ、9ヶ月におよぶ水中生活のはじまりはじまり〜。
なんと、ホタルの子たちは、子どもの頃から夜型です(^^)
夜になると、カワニナというちいさな巻貝を 食べる 食べる!!
自分と同じ大きさのカワニナを食べるそうなので、川には 大小さまざまなカワニナがいないと、ホタルの子たちははらぺこで、成虫になれないそうです・・・。
もちろん、自分も食べられてしまうこともある。
厳しい〜い時代でございます。
下克上!? 弱肉強食! 座禅修行!?
そうして、6回脱皮をして ぐんぐん ぐんぐん 大きくなります。
翌年、さくらの咲き始める春の闇夜、ホタルの子たちは一斉に川から上陸を始めます。
歩くことはあんまり得意ではないので、よいしょ よいしょ とはっていきます。
一晩のうちに、いい物件・・・畑が付いてて〜お庭が広くて〜・・・じゃなくって、大水がきても流されないで〜40日間乾燥しないで〜という場所を見つけたら、ずんずんもぐっていき 土の中で自分が動けるだけのちいさな部屋をつくりま〜す。
そこで体をまるめてさなぎになり、あの黒い大人のホタルに変身!!します。
この時期がホタルにとっては、試練の時、オーディションに受からない、せっかくつかんだ役を、けがや病気で逃したああ・・・というような危機(きのこに寄生されかけたり、乾燥しすぎたり、アリやダニに襲われそうになったり・・・)を乗り越えて、ようやく、ようやく〜地上に出てくるんです。
いやはや・・・・・ 大変。
でも、なんだか励まされてしまうのは私だけかしら???
よおっしがんばるぞおお。
イラストは ホタルとカワニナの対決です!!
● 蛍の里の様子●
静かです・・・・
丸子町の蛍は、ゲンジ蛍で、最盛期の数はものすごいですよ〜!!
では またあした〜
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